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定年起業を歴史に学ぶ㊸武士が目覚めてしまった

武士が目覚めてしまった

 

今まで、毎週日曜日の

大河ドラマを観てる私に向かって、

歴史がよくわからない妻が

大河ドラマは、まったくわからないから、

観ないとよく言ってました。

信長や秀吉はわかるみたいですが、

石田三成?となるとわからず、

俳優さんの名前で説明するしか

ありませんでした。

やれやれと思っていた私が、

今年の「光る君へ」では、

紫式部と藤原道長、清少納言ぐらいしか

わからないのです。

そして 藤原実資は、演じている

ロバート秋山(秋山竜次)さんと

言わないとわからないのです。

妻の気持ちがよくわかりました。

 

でも私は、歴史好きの看板を

下ろしたくないので、

ネットで勉強しようと思ってます。

でも登場人物は、

ざーっと藤原姓が並んでいます。

その中に源姓がいるんです。

源と言えば頼朝ですよね。

なぜ藤原に混ざってるの?ってことで、

ググってみました。

藤原と源の関係は、

京で、近くにすんでいた、

遠い親戚どうしの関係とのことです。

 

皇族が臣籍降下した場合に

与えれた姓は、多くは「源」朝臣、

要するに何れかの天皇の末裔で、

一方藤原氏は中臣鎌足を源流とする

日本最大・最強を誇った一族とのことです。

 

ですから、登場人物は、

ほとんど親戚同士ということですよね。

 

現在のビジネスに例えれば、

本当に同族企業も極まれりということで、

でかい同族企業ということなんです。

この藤原同族企業の売上は、

荘園と言われる自分の保有している

領地からの年貢から得られます。

藤原同族企業で出世している人が

多くの荘園を持って、

売上が高くて、権力があるようです。

 

では、その出世はどうやったら決まるのか?

ということは、

自分の娘を天皇に嫁がせて、

その子供が天皇に即位することによって、

藤原同族企業の中での競争に

勝ち抜くというのがスキームですよね。

 

天皇と言う絶対権力者に近い人間が

政治を動かせるということで、

その決め方も、天皇の親戚になって、

子供が天皇になること・・・・。

現代では、なかなかこのような

権力移譲はないですよね。

特に民主主義ではありえません。

 

一方この時の武士はというと、

貴族の護衛をする身分であり、

あくまでも身分は高くないということでした。

しかし、武士が自分の力を認識し、

貴族である権力者は無力と理解したときに、

権力の逆転が起こったということでしょう。

平氏、源氏とも藤原氏に仕えた武士ですが、

自分が藤原氏にとって代わっても

いいんじゃないか?と

気づいてしまったんです。

そこで真っ先に権力を握ったのが

平清盛だったという事なんです。

 

貴族である藤原同族会社の藤原社長は、

いつの間にか、

平同族会社、源同族会社の

自分たちにはない武力と言う

圧倒的な力の差には、

抗えずに受け入れるしかなかった

ということでしょう。

ある意味、武力という圧倒的パワーが

ゲームチェンジャーとなったということです。

仮に藤原氏が武力を持てば・・・と思いますが、

その時の藤原氏は、

武士を下に見ているために、

自分たちが逆転されるという

レジームチェンジの感覚をもたなかった

ということです。

 

藤原氏の体制は、

古い体制に甘んじている変革を

取り入れにくい、

さらに取り入れたくない会社、

経営者によくある話ではないですか?

 

藤原氏から学ぶとすれば、

順風満帆と思えた時こそ、

変革が起こっていると考えるべきと

いうことでしょうか。

 

ABOUT ME
ナレッジコンサルティング
プロフィール 🔶大学卒業後、東証一部上場企業に就職。その後親族の経営している会社に入社。33歳の時、取締役としてその会社の倒産を経験。同族企業としての弱点が招いた倒産であったと自覚する。倒産後の従業員救済のために新会社を設立し、再度、今までの顧客からの継続受注を勝ち取ることに成功し、多くの従業員の雇用を確保できることとなった。その後サラリーマンに転職し、中堅企業の会社役員となり、経営企画及び営業を管掌する取締役として、48億円の売り上げを250億円の売り上げまで拡大させた。 ●新規開拓営業代行のための経営コンサルタント ●同族企業の社長継承のための経営コンサルタント ●経営者の寄り添い、指針になる経営コンサルタント ●新入社員のコストで導入できる社外取締役 ●定年起業コンサルタント