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定年起業を歴史に学ぶ⑲偉大な父を持つ2代目

戦国武将の息子

 

偉大な父親から

家督を譲られた息子。

 

例えば、

武田信玄を父に持つ武田勝頼

結果は皆さんご存じのように、

勝頼の代で武田家滅亡となります。

暗愚であったかというと、

最近の評価はそうではなく、

非常に聡明であったとしています。

しかし、父が偉大過ぎたことも

あるかもしれませんが、

結果は残せていません。

 

次は、黒田官兵衛を父に持つ黒田長政

黒田長政は、徳川家康に信頼され、

徳川四天王の一人井伊直政や、

豊臣恩顧の加藤清正、

福島正則とも親交が深く、

関ヶ原での功績で福岡藩の藩祖となって、

改易が多かった外様の大藩で

江戸時代を通して

黒田家の統治が行われたのは、

藩祖黒田長政の功績が大きいと思います。

武田勝頼、黒田長政共に、

大家のTOPとしての

立ち振る舞いは見事だと思います。

 

さて、「どうする家康」で、

最近登場してきている

ポンコツキャラと言えば、織田信雄。

あの織田信長の息子です。

長男の信忠が本能寺の変で亡くならずに、

織田家を継いで、

仮に織田幕府が続いていれば、

天下人の兄弟としてまた

違った人生があったと思います。

「どうする家康」では、

演じている浜野謙太さんの名演で、

信雄の小物っぷりが

素晴らしいとネットを賑わせています。

 

でも、戦国最強の織田信長の息子ですから、

偉大な父親と重ねますよね。

あまりにも強烈で、

偉大な父なので、

可愛そうですが、

はじめからハードルがMAX

上がった状態です。

そして、敵対する相手が秀吉ですから、

かないっこない状況で、

簡単に裏切られてしまいます。

そして、家康に泣きついて

小牧長久手の戦いが始まります。

 

偉大な父織田信長に似つかわしくない、

小物の息子の

織田信雄はこの先どうなったのでしょう?

知らないですよね・・・・

 

結局は、豊臣政権、徳川政権を

うまく渡り歩き、

小藩ですが、

大名となり最後は悠々自適に

過ごしたとのことです。

 

歴史の表舞台での

華々しい歴史の偉人たちに

比べてどうでしょうか。

この激動の時代に、

頂点にあった織田家を

引き継ぐ者としてのプライドは

完全に壊されたでしょうが、

最後まで生き延びた

この世渡り術は、

ある意味あっぱれでないかと思います。

 

ビジネスにおいても、

偉大な父から譲り受けた会社で、

悪戦苦闘している経営者も

みることがあります。

この人が経営者に

ならなかった方がよかった

という経営者も多く見ますね。

プライドを捨てることが出来れば、

なんでもできるのですが・・・。

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ナレッジコンサルティング
プロフィール 🔶大学卒業後、東証一部上場企業に就職。その後親族の経営している会社に入社。33歳の時、取締役としてその会社の倒産を経験。同族企業としての弱点が招いた倒産であったと自覚する。倒産後の従業員救済のために新会社を設立し、再度、今までの顧客からの継続受注を勝ち取ることに成功し、多くの従業員の雇用を確保できることとなった。その後サラリーマンに転職し、中堅企業の会社役員となり、経営企画及び営業を管掌する取締役として、48億円の売り上げを250億円の売り上げまで拡大させた。 ●新規開拓営業代行のための経営コンサルタント ●同族企業の社長継承のための経営コンサルタント ●経営者の寄り添い、指針になる経営コンサルタント ●新入社員のコストで導入できる社外取締役 ●定年起業コンサルタント