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定年起業を歴史に学ぶ㊻合戦のシーンがない大河ドラマとは?

合戦のシーンがない大河ドラマとは?

 

大河ドラマは戦国、幕末、源平の時代の

歴史の偉人の生涯を描いたものです。

大河ドラマの華と言えば合戦です。

特に関ヶ原の合戦は、

毎回どのような描き方をされるかが

話題になります。

その中で特筆すべきは

「真田丸」の際の関ヶ原の合戦です。

なんと!大河史上初めて

関ヶ原の合戦シーンがない!!

という試みで、

放送後は、大いにざわついたものです。

あの関ヶ原の合戦を、

上田城に籠っている真田親子の元に、

伝令が到着し、

東軍の家康が勝ち、

西軍の三成が敗れた

と報告がされるというくだりで

関ヶ原の合戦が表されました。

この時は驚きました。

 

大河ドラマは、

日本の歴史上の人物の生涯を描くので、

歴史の偉人は、

歴史の転換期を生きた人であるために、

大なり小なりの主人公が生死をかける

戦闘を伴う戦いを経験しています。

源平であれば、壇ノ浦の戦・承久の乱、

戦国であれば、三方ヶ原の戦・長篠の戦、

幕末維新であれば禁門の変・西南の役などです。

 

しかしながら、

今回の「光る君に」は、

合戦シーンは皆無なのです。

合戦シーンを描かなかったではなく、

歴史上ないので、

描けないのです。

辛うじて描かれているのは、

道長等の貴族が

館に忍び込んできた盗賊を討つために

弓を放っているシーンが描かれていますが、

これは、フィクションのシーンであり、

歴史上の生死をかけた戦いではありません。

 

今回の「光る君へ」は、

史実が少なく、

勝った負けたの争いごとは、

密室で行われるという状況なので、

ある意味脚本家の腕次第でもあります。

戦で雌雄を決めるのではなく、

政治的な駆け引きで権力闘争を

していた時代であり、

戦のように力ずくでなく、

頭を使った権力闘争と言えるでしょう。

 

「光る君へ」の平安の時代の権力闘争は、

現代のビジネスにおいても、

大いに行われていることばかりです。

権力者は権中納言、右大臣、左大臣・・・

それぞれ自分の派閥に引き入れたい、

自分の派閥が有利になるように、

天皇家との結びつきや、

家柄の良い家柄への婿入り

(この当時は婿入りが一般的)を

画策したりと、

派閥争いが歴史上で展開されています。

大小にかかわらず会社における

権力争いを、

大河を通じて客観的に

見えるのではないでしょうか。

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ナレッジコンサルティング
プロフィール 🔶大学卒業後、東証一部上場企業に就職。その後親族の経営している会社に入社。33歳の時、取締役としてその会社の倒産を経験。同族企業としての弱点が招いた倒産であったと自覚する。倒産後の従業員救済のために新会社を設立し、再度、今までの顧客からの継続受注を勝ち取ることに成功し、多くの従業員の雇用を確保できることとなった。その後サラリーマンに転職し、中堅企業の会社役員となり、経営企画及び営業を管掌する取締役として、48億円の売り上げを250億円の売り上げまで拡大させた。 ●新規開拓営業代行のための経営コンサルタント ●同族企業の社長継承のための経営コンサルタント ●経営者の寄り添い、指針になる経営コンサルタント ●新入社員のコストで導入できる社外取締役 ●定年起業コンサルタント