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定年起業を歴史に学ぶ㊶平安貴族といえば・・・

平安貴族といえば・・・

 

それは、藤原道長

一択ではないですか?

あったとしても、息子の藤原頼道

歴好きの(と思っている)

私も、不覚にもこの二人しか出てきません。

 

なぜ登場人物が少ないか?

戦国や幕末と違い、

世の中が安定していて、

事件が起こっていない

事件が起こらなければ、

歴史に名を刻むことがない。

よって、歴史の偉人が少ないということでしょう。

 

この状況は、

鎌倉時代の北条執権家が盤石な時代や、

室町時代の足利義満以降から、

足利義政の応仁の乱がおこるまでの

室町時代の安定の時代、

江戸時代の徳川家光以降の

黒船来航までの江戸時代の長い安定期は、

比較的歴史の偉人が少なく、

なにがあったのかよく知りません・・・

というか、代わり映えしない時期

ということでしょうか。

 

でも、戦国や幕末って恐ろしい時代で、

この代わり映えしない時代は、

その時代の人にとっては、

戦国、幕末に比べて戦もなくていい

時期だったのは間違いないと思います。

あとから歴史を楽しんでいる

我々は事件があった方が面白いですが、

その場で生きている人にとっては、

戦に巻き込まれるような時代は

嫌だったでしょう。

 

さて、この藤原道長の摂関政治の

貴族の時代は、戦いでなく、

貴族という日本国を牛耳るエリート集団の

内部抗争の歴史であって、

気に入らない人物は、

毒を持って静かに殺していくような、

なるべく波風を立てずに、

他の人間を蹴落としてゆくような時代です。

派手な、本能寺の変や西南戦争はまったくなく、

なにかわからないうちに時代が

進んで行っており、

その頂点で長らく君臨できたのが、

藤原道長、頼道親子ぐらいだった

ということなのでしょう。

 

この状況をビジネスに例えるならば、

同族企業の中で、

かなり多めに親族が幹部に

いるような会社が近いと思います。

親から、子供に継承されるときに、

親子や兄弟、叔父甥の関係で

ぎくしゃくする、

会社はあると思います。

物事はアングラに進むことが多く、

気がついたらクーデターが

成功していた・・・なんてこともあって、

平安時代は、

同族企業の覇権争いに似たりけり!

ということでしょうか。

ABOUT ME
ナレッジコンサルティング
プロフィール 🔶大学卒業後、東証一部上場企業に就職。その後親族の経営している会社に入社。33歳の時、取締役としてその会社の倒産を経験。同族企業としての弱点が招いた倒産であったと自覚する。倒産後の従業員救済のために新会社を設立し、再度、今までの顧客からの継続受注を勝ち取ることに成功し、多くの従業員の雇用を確保できることとなった。その後サラリーマンに転職し、中堅企業の会社役員となり、経営企画及び営業を管掌する取締役として、48億円の売り上げを250億円の売り上げまで拡大させた。 ●新規開拓営業代行のための経営コンサルタント ●同族企業の社長継承のための経営コンサルタント ●経営者の寄り添い、指針になる経営コンサルタント ●新入社員のコストで導入できる社外取締役 ●定年起業コンサルタント