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定年起業を歴史に学ぶ56育て方を間違えた

育て方を間違えた

 

大宰府に左遷を言い渡された藤原伊周。

伊周を演じている三浦翔平さんの

演技も素晴らしく、

みごとなほどのダメぶりです。

大宰府行きの命令を無視し続け、

逃げ隠れして、見つかったら、

僧の格好をして出家するか行けないと言い、

僧の頭巾を取ると剃髪もしておらず、

今から剃髪すると言い、

この状況を見ていた妹の中宮定子からは、

見苦しいと言われなんとも、

ダメの極みのような状況です。

 

ここでさらにダメなのが、

母である高階貴子です。

私が言って聞かせるとつぶやいて、

母も一緒に大宰府に行くので、

大宰府にいくように説得します。

一緒に行くの???

 

この状況は、

かなり史実に基づいているのですが、

ドラマじゃないの?

ぐらいに思っちゃいますよね。

この母にして、この子有りでしょうか。

過保護にもほどがありますよね。

このお母さんが育て方を間違えたと

思ったかどうかはわかりませんが。

 

この時に最も被害を受けているのが、

娘である中宮定子であるのに、

定子を置いて、

伊周といっしょに大宰府に行くの?

本来ならば、もっとも被害を受けている

娘の定子を守らなければならないのが、

この母親なのでしょうが、

 

遡ると、最高権力者である

藤原兼家委の長男が道隆、

道隆の長男が伊周。

伊周は3代の直系になりますので、

普通に行けば、

そのまま最高権力者になったのでしょう。

その時はこの性格ですから、

暴君となり、

そのまま家を滅ぼしたかもしれません。

しかし、史実は、弟の軽率な行為によって

転落の道を転がり落ちることになります。

 

この伊周を見てると、

某大手製紙会社の御曹司で、

カジノに莫大な会社の資金を

つぎ込んだ社長を思い出します。

この方は、逮捕された後に改心されたのか、

悟りを開かれたのか、

メディアで、自分の過ちを踏まえて

いろいろと発信されています。

 

このような経営者がTOPにいる企業は、

不幸ですよね。いままで隆盛を極めていても、

あっと言う間に転がり落ちますので。

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ナレッジコンサルティング
プロフィール 🔶大学卒業後、東証一部上場企業に就職。その後親族の経営している会社に入社。33歳の時、取締役としてその会社の倒産を経験。同族企業としての弱点が招いた倒産であったと自覚する。倒産後の従業員救済のために新会社を設立し、再度、今までの顧客からの継続受注を勝ち取ることに成功し、多くの従業員の雇用を確保できることとなった。その後サラリーマンに転職し、中堅企業の会社役員となり、経営企画及び営業を管掌する取締役として、48億円の売り上げを250億円の売り上げまで拡大させた。 ●新規開拓営業代行のための経営コンサルタント ●同族企業の社長継承のための経営コンサルタント ●経営者の寄り添い、指針になる経営コンサルタント ●新入社員のコストで導入できる社外取締役 ●定年起業コンサルタント
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