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定年起業を歴史に学ぶ㉑なにをやってもうまくいくとき

戦わずして勝つ

 

秀吉は、戦力を温存して、

戦わずして勝つことを

得意としていました。

 

小牧長久手の戦いは、

秀吉VS家康の唯一の

戦いなのですが、

戦いで敗れた秀吉が

勝負に勝つことになります。

この時の秀吉の老獪さ、

不気味な奥深さが

織田信雄を懐柔して、

戦の大義を無くしてしまいます。

この時の秀吉は、

圧倒的に戦力で勝っているので、

じっくり戦えば、

家康を撃破できると

思っていたでしょうが、

織田信雄という

徳川陣営の最大の弱点を

突くことによって、

戦力を失わずに、

家康を配下に置くことが

できることを選んだ

ということになります。

この頃の秀吉は、

人たらしに加えて、

恐ろしさが加わり、

周りをひれ伏させるような

無敵の状態だったように思えます。

 

この時の家康は、

秀吉に勝てたとも

考えたでしょうが、

織田信雄が懐柔されて、

戦に意味がなくなり、

さらに、石川和正が出奔となれば、

今は我慢の時と切り替えたことでしょう。

 

秀吉は「鳴かせてみせようホトトギス」

家康は「鳴くまで待とうホトトギス」

と思ったかどうか?

 

この小牧長久手の戦いが、

秀吉の天下を決定づけ、

最後に小田原攻めを持って

秀吉の天下となりました。

この小牧長久手の戦いは、

秀吉にとっての関ヶ原

みたいな意味合いが

あったと思います。

 

我々ビジネスパーソンにおいても、

非常に好調な時があります。

時が見方をしてくれた

ような時です。

我々は、秀吉や、家康のような

天才ではありませんが、

時流に乗っていることが

わかる時があります。

その波をうまく

キャッチできること、

うまく乗れることが必要です。

そして、波に乗って

勝ち取ったあとは、

秀吉を反面教師にしましょう。

晩節を汚さないように。

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ナレッジコンサルティング
プロフィール 🔶大学卒業後、東証一部上場企業に就職。その後親族の経営している会社に入社。33歳の時、取締役としてその会社の倒産を経験。同族企業としての弱点が招いた倒産であったと自覚する。倒産後の従業員救済のために新会社を設立し、再度、今までの顧客からの継続受注を勝ち取ることに成功し、多くの従業員の雇用を確保できることとなった。その後サラリーマンに転職し、中堅企業の会社役員となり、経営企画及び営業を管掌する取締役として、48億円の売り上げを250億円の売り上げまで拡大させた。 ●新規開拓営業代行のための経営コンサルタント ●同族企業の社長継承のための経営コンサルタント ●経営者の寄り添い、指針になる経営コンサルタント ●新入社員のコストで導入できる社外取締役 ●定年起業コンサルタント