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定年起業を歴史に学ぶ54やっちまったなー!長徳の変

やっちまったなー!長徳の変

 

TPOをわきまえない・・・

若気の至り・・・

後先考えない・・・

大学生がやっちゃったなーお前!!

ってレベルでたまにニュースになりますが、

大学生だからなーと思いますよね。

これが国家のTOPの人間ですと

苦笑いもできないでしょう。

 

長徳の変

藤原伊周、隆家兄弟ですが、

大学生のサークルのノリでヤンチャ

やっちゃったみたいな、

軽率なことをやって、

家ごと没落してゆくそのきっかけが、

長徳の変です。

 

藤原道長との権力争いに敗れた、

伊周、隆家兄弟ですが、

最高国家決定機関である

「陣の定め」を欠席するようになります。

これは、道長に対する嫌がらせですが、

これも、稚拙な行動だと思います。

そのような、面白くない中で

伊周の妾(しょう)である

藤原光子の元に行くと、

別の高貴な男がすでに通って来ており、

ハートブレイクなところで

帰宅すると弟の隆家がおり、

兄の伊周の様子を見て、

情けない、

実際に夜這いに来ている男の顔を

見に行こうとなります。

そして、実際に行くと、

高貴な牛車が止めてあり、

出口に夜這いをして来た男が出て来たので、

いたずら心で矢を射かけたことになります。

 

どうですか、なんともレベルの低い、

大学生の火遊びみたいなことを、

伊周、隆家がやってしまったことがあります。

なにが問題だったかと言うと、

矢を射かけた相手が、

前の天皇である花山院であったということです。

天皇に矢を射かけたことになり、

朝敵、逆賊となります。

 

幕末の京都御所蛤御門で、

御所に向けて大砲を討った

長州が、朝敵、逆賊とされたのと同じで、

大変なことになってしまいました。

藤原伊周、隆家の政権TOPの一員ですが、

さすがに矢を討った相手が天皇であると、

おとがめなしとはいかずに、

左遷されることになりました。

なんと浅はかな行動だったかと

悔いたことと思います。

その後左遷されて一族が没落してゆく

ことになるとは思わなかったことでしょう。

 

今の世の中では、まったくあり得ないことです。

自分の行動の先々を予測でき出来ない人がいます。

ビジネスにおいても、人間ですから、

経営者も判断を間違います。

このために、経営には取締役がいて、

お互いを取り締まりながら間違いを起こさないように、

会社を運営します。

最近は社外取締役を多く登用する

企業も増えてさらに、

一人の権力者の間違いをただすような

仕掛けも取り入れています。

つまるところ、

TOPには、自分に逆らう意見も聞ける

度量が必要になるのは言うまでもありません。

ABOUT ME
ナレッジコンサルティング
プロフィール 🔶大学卒業後、東証一部上場企業に就職。その後親族の経営している会社に入社。33歳の時、取締役としてその会社の倒産を経験。同族企業としての弱点が招いた倒産であったと自覚する。倒産後の従業員救済のために新会社を設立し、再度、今までの顧客からの継続受注を勝ち取ることに成功し、多くの従業員の雇用を確保できることとなった。その後サラリーマンに転職し、中堅企業の会社役員となり、経営企画及び営業を管掌する取締役として、48億円の売り上げを250億円の売り上げまで拡大させた。 ●新規開拓営業代行のための経営コンサルタント ●同族企業の社長継承のための経営コンサルタント ●経営者の寄り添い、指針になる経営コンサルタント ●新入社員のコストで導入できる社外取締役 ●定年起業コンサルタント