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定年起業を歴史に学ぶ㊽北の方にしてくれるの?

北の方にしてくれるの?

 

道長とまひろの間の恋愛模様は、

いわゆる大河ドラマとしては、

今までにない際どさですよね。

NHK大丈夫?って思っちゃいます。

感度の鈍いおじさんでもちょっと

ドキドキします。

 

今までの大河でこのような

恋愛の感情の機微を描くことは

ほとんどありません。

だって、戦ってばかりなのですから、

恋愛も、色っぽさも何にもないのですから。

まあ強いて言えば、

「鎌倉殿の13人」で源頼朝と北条政子の

恋愛関係にある描写は、

小池栄子さんの絶妙な演技で

大変面白かったのを思い出しました。

 

「俺の心の中でお前が一番だ」

という道長に対して、

まひろは、北の方(公卿(くぎょう)など

身分の高い人の正妻の敬称)

にしてくれるの?と尋ねます。

「妻になってくれ」との言葉が、

「妾(しょう)として、そばにいてくれ」

という意味だと分かると、

道長を拒絶するというまさに

恋愛ドラマでありまして、

本当に大河?と思ってしまいました。

 

当時の日本は、特に貴族のような

高貴な身分では、一夫多妻だったようで、

この状況は武士の世の中でも続きます。

特に身分の高い武士は一夫多妻でした。

信長、秀吉、家康ともに当然側室を

持っておりました。

明治に入ると西洋のキリスト教の考え方も

入って来ていたために、

一夫一妻の偉人が多くなっています。

 

現代においては、法律で一夫一妻なのですが、

一夫多妻が仮に法律上可能であったとしても、

現代では、なかなか難しい制度です。

まず金銭的にも藤原一族のように

お金はまったく気にしないで

よいような環境はなかなかありません。

 

お金の問題だけでなく、

夫婦で子供を育てることも

尊い事だと思いますし、

現代では、女性も仕事をしていますので、

妻を養うのではなく、

運命共同体なんですよね。

 

大河を見ていて、

戦国大名や幕末の志士の

おかれた本当に厳しい境遇について、

毎回現代に生まれた幸せを

感じていますが、

今回の大河の男女の関係についても

現代の方がいいなあと思った

次第でございます。

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ナレッジコンサルティング
プロフィール 🔶大学卒業後、東証一部上場企業に就職。その後親族の経営している会社に入社。33歳の時、取締役としてその会社の倒産を経験。同族企業としての弱点が招いた倒産であったと自覚する。倒産後の従業員救済のために新会社を設立し、再度、今までの顧客からの継続受注を勝ち取ることに成功し、多くの従業員の雇用を確保できることとなった。その後サラリーマンに転職し、中堅企業の会社役員となり、経営企画及び営業を管掌する取締役として、48億円の売り上げを250億円の売り上げまで拡大させた。 ●新規開拓営業代行のための経営コンサルタント ●同族企業の社長継承のための経営コンサルタント ●経営者の寄り添い、指針になる経営コンサルタント ●新入社員のコストで導入できる社外取締役 ●定年起業コンサルタント
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