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定年後は一人社長で1,000万円稼ぐ⑭「定年後おじさん」の実態

定年起業コンサルタントの私も、

定年前の5年間を準備期間としました。

以前のブログでも書きましたが、

最初の1年などは、これから先どうしたら

よいか、右往左往していました。

 

そのような時に、

「コンサルタントになりませんか?」

という怪しい広告に引っかかったところから

始まりました。

 

定年起業コンサルタントのtomoshinオフィスです。

 

 

定年後のセカンドキャリア

なんてまだ遠い先の話――

そんなふうに思っていない??

 

おもしろい記事を見つけました。

「おじさん」専門のキャリアコンサルティング

を手がける金澤美冬氏の記事です。

「充実した第2の人生を歩むには、

退職する5~10年前からの準備や

リサーチが不可欠だ」と指摘する。

 

楽しめるのは10人に1人「定年後おじさん」の実態

「今回のイタリア旅行、

本当はこの人なんかと

来たくなかったの。

でも、この人には友達がいないから…

しょうがなくつきあってあげてるのよ」

 

これは、私がイタリアで出会った

ある奥様の言葉です。

旦那さんは大企業で

役員まで務めた立派な方。

旦那さんにしてみれば、

定年後に家族や夫婦で

旅行に行こうと言えば、

喜んで「行こう、行こう」

と言ってくれると

思っていたことでしょう。

 

こうした状況は、

何もこのご夫婦に

限った話ではありません。

定年後に

「毎日家でゴロゴロしていないで、

どこか行ってきてよ」

「私は出かけるから、

ご飯は適当に自分で食べて」

などと家族に言われてしまう人が、

実は非常に多いのです。

 

退職後の自由な時間を

心から楽しみ、

充実させられる人は、

なんと10人に1人とも

言われています。

最初のうちこそ

「待ちに待った定年だ。

やりたいことをやる!」

と色々なことを楽しめても、

2カ月ほどですっかり

やることがなくなり、

時間を持て余すようになってしまう。

 

結果、漫然と家にいる時間が長くなり、

家族から先ほどのようなセリフが

飛んでくるのです。

 

そんな生活を数カ月続けて、

ようやく「長期にわたってやりたいこと」

がないのに気づく人が後を絶ちません。

ですが、そこで

「一体これから何をやって生きていけば…」

と嘆いても、それは後の祭りです。

 

現役世代の人にこうした話をしても

「それは悲惨ですね」

と他人事のように笑う方が

多くいらっしゃいます。

自分も将来そうなるかも、

という危機感を持つ人は

ごく少数なのが現実です。

しかし、おじさんを見続けてきた

私に言わせれば、

それまでの会社どっぷり人生の「延長」

のような感覚で定年後の人生を

のほほんと生きようとしている人は、

間違いなく「9人」の側に

なってしまうことでしょう。

 

個人主体のキャリア理論「プロティアン」とは?

ちょっと脅すようなことを

述べてしまいましたが、

これも少しでも多くの方に

危機意識を持ってもらいたいから。

実際、定年前の数年間の心がけや

行動次第で、定年後の人生が大きく

変わることは間違いありません。

 

現在の50代が大学を卒業した頃は、

まだ終身雇用が当たり前でした。

一度入社してしまえば、

それだけである程度は満足できる

キャリアを歩めたのです。

しかし今ではもう、

そうした時代は過ぎ去ったと

考えたほうがいいでしょう。

 

そんな現代に注目されているのが、

ダグラス・ホール博士が

1976年に提唱した「プロティアン」

という考え方です。

 

従来のキャリア理論では、

主役は「組織」のほうでした。

一方、プロティアン理論の

主役は「個人」です。

組織はあくまで個人が

活躍する「舞台」と捉え、

一人ひとりが会社に頼らない

自律的で変幻自在なキャリアを

歩むことを推奨しています。

 

この考え方は、主に若い人向けのもの、

という受け止めがもっぱらです。

しかし私は、むしろ「おじさん」

こそ知っておくべき理論だと思っています。

 

というのも、今のベテラン社員の方々は、

20~30年もの間、会社にキャリアを

預けっぱなしだったはず。

ですが、定年後のセカンドキャリアを

主体的に築くには、

こうした「自律的なキャリア」という

現代的な価値観が必須です。

むしろ、定年という明確なリミットが

あるからこそ、

若手よりも急いで慣れておく

必要があると言えます。

 

例えば、損保会社で働いてきたAさんは、

定年退職後に転職エージェントと

結婚相談ビジネスを始めました。

どちらも現在はオンライン態勢で、

働く場所は選びません。

月に1度は旅行を兼ねた

ワーケーションという働き方も

楽しんでいます。

 

営業一筋だった現役時代とは

まるで違うビジネスながら、

長年培ったコミュニケーション力

フルに活かせる仕事です。

 

また、退職後に趣味だった

クラシック音楽などについての

ブログ記事を書く「アフィリエイト」を

仕事にしたBさんのケースも興味深いもの。

ブログだけでは運動不足になり、

他人と話す機会もないことから、

空き時間に接客のアルバイトを始め、

「ブログ」「接客」「年金」の

三本柱で生活されています。

アルバイトなら、お客さんはもちろん

同僚の若者とも、大変近い距離で

話すことができるのです。

最近ではバイオリンも習い始めた

というBさん。

まさに「変幻自在」の

ハイブリッド型で、

定年後の生活を楽しんでいます。

 

定年後を見据えたらまず社外のコミュニティへ

このように、定年後の生き方は人それぞれ。

新たな仕事への挑戦が楽しい人もいれば、

現在の延長線上の仕事を続けるのが

楽しい人もいます。

色々なことを少しずつやるのがいい、

という人もいるでしょう。

 

充実したセカンドキャリアを過ごすには、

自分に合った生き方を自分で

見つけるしかありません。

定年後もいきいきと活躍している

人たちには、大きく分けて

4つの共通点があります。

 

まず1つ目は「社外ネットワーク」が

あること。

会社人間で仕事一筋の人ほど、

社外での人づきあいがありません。

結果として、日頃の「情報収集」

のためのチャンネルが

少なくなってしまいます。

 

逆に、定年前から様々な

コミュニティに参加し、

豊かな社外ネットワークを

築いていれば、

社外の情報がたくさん入ってきます。

思わぬ方向へ視野を広げる

きっかけになるかもしれません。

また、社外からの視点を得ることで

「自分の強み」もぐっと

見つけやすくなります。

 

コミュニティは、インターネットで探せば

いくらでも見つかります。

ただ、それが自分に合うかは

ネット情報だけではわかりません。

実際に足を運んで

主催者や参加者と交流し、

気が合うコミュニティを

見つけるのが一番です。

 

最初の1つが見つかれば、

そこで知り合った人が

別のコミュニティを

紹介してくれたりします。

まずは自分に合う

「最初の1つ」を

見つけましょう。

 

お勧めは、

気になるテーマの「講座」に通うこと。

1回きりではなく、

数カ月間通う講座を選ぶのがコツです。

複数回会うことで参加者と

親しくなれる可能性が高まりますし、

ただの「交流会」によくいる

「怪しげな人」との邂逅も防げます。

それに、同じことに興味を持つ人の

集まりですから、

気の合う人にも

出会いやすいことでしょう。

有料の講座に通う人は

勉強熱心な人が多いので、

その点でも視座の高い人との

人間関係を築きやすいと言えそうです。

 

アドバイスは不要⁉「ただ聞く」ことが大事

2つ目の共通点は、

「傾聴スキル」があること。

会社では、問題解決につながる意見や

部下へのアドバイスなどが求められます。

しかし、社外では、

それより相手の話を聞き、

共感を示すことのほうが

大切なことも多いのです。

 

傾聴スキルを身につける

最も効率的かつ効果的な方法が、

奥さん(旦那さん)の話を

きちんと聞くこと。

「忙しい」「興味がない」

などと言わず、毎日きちんと相手の話を

聞いてください。

 

話を聞くときには、

相手を否定するようなことはもちろん、

すぐに解決策やアドバイスを

返すのもNG。

たいていの場合、

奥さんはそんなこと、

まったく求めていないんです。

 

ただ「うんうん」と言って話を聞く。

あるいは、

相手の言ったことと同じことを

繰り返して共感を示す。

たったこれだけでいいのです。

 

「今日こんなことがあったの」

「そうか。今日はそんなことがあったんだ」

というような何気ない会話を日々

続けられるかどうかで、

定年後の夫婦仲が決まります。

にもかかわらず、

こうした夫婦の会話をないがしろにして、

定年後に痛い目を見ている方々が

圧倒的に多いのです。

 

ぜひ皆さんには、

「定年後も二人でランチに行く仲」

のご夫婦でいていただければと

思っています。

 

定年後を待つのではなく現役のうちに「お試し」を

共通点の3つ目は

「影響される力」があることです。

他人に影響を「与えたい」と

思う人は多いのですが、

そんな人ほど影響「される」ことが

ありません。

 

他人がやっていることに興味を持ち、

影響されて自分もやってみる。

ベテランの方々には、

これこそが大事なのです。

新たなことに興味を持てないと、

どこまでも会社員時代のまま。

定年後の新しい道が拓けてきません。

 

多くの人から「影響されよう」

と思うことで、興味関心の幅が

大きく広がります。

 

最後の4つ目は

「とにかくやってみる」こと。

会社では、成功への道筋が

見えなければ挑戦しない、

という判断が正しいのかもしれません。

しかし、定年後を見据えてなら話は別。

勝算などなくても、

結果が読めなくても、

とにかくやってみる、

試してみることが大切です。

 

例えば、退職後は陶芸を、

と夢見ていたCさん。

しかし退職後にいざやってみると、

想像以上に水は冷たく、

土は重い。

窯は寝ずの番が必要で、

あまりの大変さに

「老後に一からやるものじゃない」

と実感し、

陶芸の道を諦めたそうです。

 

このように、

退職後にいきなり挑戦を始めると、

大きな失敗をすることが

多々あります。

楽しみにしているほど

精神的ショックは大きく、

やり方によっては

金銭的ダメージも甚大です。

 

こうした失敗を避けるためにも、

定年を待つことなく、

できることから、

とにかくやってみる。

自分に合わないと思えば、

別のやりたいことに

挑戦すればいいだけなのですから。

 

定年前に実験を繰り返す「パラレルキャリア」

定年後にやってみたいことがある人は、

それをSNSなどで発信すると、

始めるきっかけを

つかめるかもしれません。

それを見た友人から

「一緒にやろうよ」

「こんなことをやっているから、

手伝ってみない?」

などと誘われるケースもあります。

 

また、「副業」として

やりたいことを試してみる方法も

有効です。

例えば、定年後に

コンサルティングをしたいなら、

スキルシェアサービスに登録し、

スポットコンサルティングを

請け負ってみる、

などといったことですね。

 

副業禁止の勤め先でも、

ボランティアや

プロボノとして

活動する方法があります。

副業やボランティアの場を、

定年後にやりたいことの

実験場にするのです。

すると、

社会が何を求めているのか、

自分に何ができるのか、

どういう人たちと一緒に

やりたいのか、

といったことがわかってきます。

 

色々な実験をしながら、

小さな失敗を繰り返しつつ、

少しずつ軌道修正していく。

これが定年後に本当に

やりたいことをやる王道

なのではないかと、

私は考えています。

 

また、定年後に

何もやりたいことがないという人は、

まずその「やりたいことがない」

ことを自覚し、

見つけようと動き出すのが

最優先です。

そういった方には、

入社時から現在までの

経験を棚卸しする

「ライフキャリアシート」

を書いてみるのをお勧めしています。

 

自分には「特別なスキル」などない、

と思っている人も、

書き出してみると

必ずあるもの。

これを通じて

自己評価や自己肯定感が

上がったという人も、

思いのほか多くいます。

 

定年になってから

「もっと色々やっておけば良かった」

と後悔しないためにも、

早くやりたいことを見つけ、

その準備のために

限られた時間を有効に活用してください。

 

 

まずは、やってみる。

一歩踏み出してみる。

失敗しても修正すればいい。

小さく始めて、大きくしてゆく。

やってみましょうよ!!

 

そして、目指すは、

定年後は一人社長で、現在の年収を超える!!

年収1,000万円を稼ぐ!!

今後もブログ発信をしてゆきます。お気軽に下記お問い合わせから、ご意見を聞かせていただけましたら、幸いです。

これからもよろしくお願いします。

ABOUT ME
ナレッジコンサルティング
プロフィール 🔶大学卒業後、東証一部上場企業に就職。その後親族の経営している会社に入社。33歳の時、取締役としてその会社の倒産を経験。同族企業としての弱点が招いた倒産であったと自覚する。倒産後の従業員救済のために新会社を設立し、再度、今までの顧客からの継続受注を勝ち取ることに成功し、多くの従業員の雇用を確保できることとなった。その後サラリーマンに転職し、中堅企業の会社役員となり、経営企画及び営業を管掌する取締役として、48億円の売り上げを250億円の売り上げまで拡大させた。 ●新規開拓営業代行のための経営コンサルタント ●同族企業の社長継承のための経営コンサルタント ●経営者の寄り添い、指針になる経営コンサルタント ●新入社員のコストで導入できる社外取締役 ●定年起業コンサルタント